振り飛車党!美濃囲い派!

将棋ウォーズの実践から、定跡や好手をアップしていきます。戦型は三間飛車と四間飛車がメインです!

振り飛車VS矢倉 ~高美濃囲いと矢倉に囲い合う駒組み~

 こんにちは。「みのくま」です。今回は矢倉との対戦です。振り飛車に対して矢倉というのは珍しいでね。
 振り飛車に対する、居飛車の囲いとして多いのは、舟囲い、左美濃、エルモ囲い辺りでしょうか。より固めるなら、銀冠や居飛車穴熊ですね。
 矢倉を相手にする機会が少ないので、けっこう戸惑いながら駒組みを進めました。それでは、よろしくお願いします。


将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型:自分 四間飛車(高美濃囲い)
   相手 矢倉

※相手の方のIDは見えないように編集してます。


対局開始!
f:id:akakuma4190:20210626150617j:plain
私の先手番ということで
▲7六歩→△3四歩
→▲6六歩→△3二金
→▲6八銀→△5二金
→▲7七角→△5四步
→▲6七銀→△4一玉
→▲6八飛→△4二銀
→▲4八玉→△6二銀
→▲3八玉→△5三銀
→▲2八玉→△3三銀
と進み図1の局面になりました。


図1
f:id:akakuma4190:20210626150628j:plain
 相手の方は矢倉のようです。ここまで、相手の方の戦型がわからなかったため、とりあえずは四間飛車に振って、美濃囲いを目指します。

ここから
▲3八銀→△3一角
→▲1六步→△4二角→▲5八金
と進み図2の局面になりました。


図2
f:id:akakuma4190:20210626164705j:plain
 私は美濃囲いが完成。いつでも戦いを起こせます。ただ、争点を見出だせず、駒組みを進めました。

ここから
△3一玉→▲4六步
→△4四步→▲3六步
→△4三金→▲4七金
→△2二玉→▲3七桂
と進み図3の局面になりました。


図3
f:id:akakuma4190:20210626165157j:plain
 私が高美濃に組み直したのに対し、相手の肩幅矢倉。しかも総矢倉に組んできました。
 私の狙いとしては、▲6五步から▲4五步と仕掛け、角のラインで攻めたいところ。相手玉が、角のラインに入ってますからね。

ここから
▲5六銀→△8四步→▲6五步
と進み図4の局面になりました。


図4
f:id:akakuma4190:20210626175405j:plain
 まずは銀を5六に進め、腰掛け銀に構え、4筋へ進出する準備をします。角と銀を斜めに攻める作戦です。いざとなれば、3七の桂馬も攻撃に参加です。
 そして6五步。1五步と端を詰めてから仕掛けようと思ってました。金銀でしっかり囲われている中央より、端の方が手薄ですから。
 ただ、相手の飛車先の步が伸びる前に戦いを起こしてしまう方が良いかな?と思い仕掛けてみました。

ここから
△6五同步→▲同飛
→△6四步→▲6八飛
と進み図5の局面になりました。


図5
f:id:akakuma4190:20210626180619j:plain
 平凡に飛車先の步を交換しただけですが、角道が通り、步を手持ちにすることができました♪もちろん、飛車先も軽くなりました。

ここから
△8五步→▲1五步
と進み図6の局面になりました。


図6
f:id:akakuma4190:20210626181126j:plain
 ▲4五步と、一気に戦線を拡大する手も考えましたが、ここは端を積めました。步を手持ちにしてます。

この図から
▲1四步→△同步
→▲1三步→△同香
→▲2五桂
という攻め方もあります。

実践では、以下の手順で進みました。
△9六步→▲4五步
図7に進みます。


図7
f:id:akakuma4190:20210626181138j:plain
 ▲4五步と仕掛け、本格的な戦いに入ります。でも…ここは▲8八飛と回ってから仕掛けた方が良かったかもしれませんね。相手の飛車先を飛車で受けつつ、場合によっては飛車交換に持ち込む方が、万全だったかもしれません。

 次回から、本格的な戦いが始まります。


将棋のヒットブログはこちら♪
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村

趣味の大人気ブログ♪
にほんブログ村 その他趣味ブログへ
にほんブログ村

振り飛車VS棒銀 ~手裏剣の步で攻める~

 こんにちは。「みのくま」です。棒銀に対して先攻することができ、ペースをつかみかけています。
 そして、一気に終盤から寄せの形になりました。それでは、よろしくお願いします。


将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型:自分 三間飛車(美濃囲い)
   相手 棒銀(矢倉)

※相手の方のIDは見えないように編集してます。


前回の終了図
f:id:akakuma4190:20210618161416j:plain
 7筋から仕掛け、飛車先の步を切ってから角交換をした後、一旦、飛車を下げた局面です。7八ではなく、7六に引いたのは、相手からの△8六步という手を受けるためです。

ここから
△8八角→▲9八香
→△9九角成り→▲7二步
と進み図1の局面になりました。


図1
f:id:akakuma4190:20210623190446j:plain
 ここでは▲5三步と叩く手も考えました。
▲5三步→△同金→▲7一角
と進めば飛車金両取りです。ただ、△5二飛とされると…?てか、▲5三步に対して△4二金と寄られてしまったら…
 狙いが分かりやすく過ぎるので、▲5三步は却下!▲7二步を選択しました。「手裏剣の步」ってヤツですね♪

ここから
△9八馬→▲7一步成り
と進み図2の局面になりました。


図2
f:id:akakuma4190:20210623192541j:plain
 相手の方がどう来るか?読みきれませんでしたが、香車を取ってきました。私は迷わずに▲8九步成り。相手の方は香車を取った後、△8七馬として、私の飛車を狙ってくるんでしょうね。
 私の狙いは飛車を取り合う展開です。玉形を比較すると、飛車交換は私に分がありそうです。▲4七銀と引いて、ダイヤモンド美濃に固める輿地も残してます。


図3
f:id:akakuma4190:20210623193709j:plain
 相手の方は△8七馬としてきました。読み通りです。飛車は見捨てましょう♪

ここから
▲8一と→△7六馬→▲8二と
と進み図4の局面になりました。


図4
f:id:akakuma4190:20210623193719j:plain
 飛車を取り合った後の局面です。駒割りは私の銀得。相手の方の出番です。どのように攻めて来るでしょうか?


図5
f:id:akakuma4190:20210623210023j:plain
 △5五香と打ってきました。▲4七銀と逃げると、△5八香成りと更に攻めてきます。銀で香車を取ってしまいましょう♪

ここから
▲5五同銀→△同步→▲5四香
と進み図6の局面になりました。


図6
f:id:akakuma4190:20210623210630j:plain
 香車を打ち返しました。

ここから
△6二金→▲7二と
と進み図7の局面になりました。


図7
f:id:akakuma4190:20210623211029j:plain
 △6二金は疑問手でした。むしろ敗着に近いかもしれません。金が玉から離れまいますからね。
 ▲7二とに対して同金と取らざるを得ないと思いますが、ますます玉から離れてしまいます。


図8
f:id:akakuma4190:20210623211040j:plain
 相手の方は△7二同金としてきました。これで金が戦線離脱ですね。


図9
f:id:akakuma4190:20210623211050j:plain
 ▲5一飛と打って、一気に寄せの形になってしまいました。相手の方は△3一玉から△2二玉と逃げられません。

以下
△4二玉→▲5二香成り→△4三玉→▲5三成香
までの即詰みとなりました。

 最後はあっけなく終わってしまいました。
 全体を振り返ると、棒銀相手に、いち早く駒組みをすることができました。相手の方が矢倉模様でしたが、玉を囲う前に仕掛けることができ、ある意味作戦勝ちみたいな感じになったと思います。
 

将棋のヒットブログはこちら♪
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村

趣味の大人気ブログ♪
にほんブログ村 その他趣味ブログへ
にほんブログ村

振り飛車VS棒銀 ~振り飛車が先に仕掛ける~

 こんにちは。「みのくま」です。棒銀に対して、三間飛車で対抗です。相手の方は矢倉模様。振り飛車相手に矢倉って珍しいかもしれません。本来なら棒銀の攻めを受けつつカウンターを狙うところですが…
 本局は玉形の差を活かして、先に仕掛ける展開に持ち込みました。それでは、よろしくお願いします。


将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型:自分 三間飛車(美濃囲い)
   相手 棒銀(矢倉)

※相手の方のIDは見えないように編集してます。


前回の最終図f:id:akakuma4190:20210613120446j:plain
 私が▲6五步とした局面です。相手の方は棒銀の駒組みですが、居玉で矢倉も中途半端な状態。
 美濃囲いに囲って準備万端の私としては仕掛けちゃってもいいかなと。

ここから
△3一角→▲5五步
と進み図1の局面になりました。


図1
f:id:akakuma4190:20210618150631j:plain
 まずは5筋の步を切りにいきました。5筋の步を切っておくと、将来的に「▲5三步」と叩いたり「▲5九步」と底步が効いたり、何かと便利です。

ここから
△5五同步→▲同角
→△5四步→▲6六角
と進み図2の局面になりました。


図2
f:id:akakuma4190:20210618155148j:plain
 5筋の步を交換する手順に乗って、角を6六に移動できました。少しだけですが、飛車前が軽くなりました♪


図3
f:id:akakuma4190:20210618160013j:plain
 相手の方は△7五步としてきました。狙いがよくわかりませんが、取るしかありません。

ここから
▲7五同步→△同銀
→▲同角→△同角
→▲同飛
と進み図4の局面になりました。


図4
f:id:akakuma4190:20210618160557j:plain
 相手の方のウッカリだと思いますが、銀得をすることができました。
 そして、飛車が捌けました♪次の狙いは▲7一飛成りで王手飛車!この手が実現したら必勝態勢です。


図5
f:id:akakuma4190:20210618161405j:plain
 相手の方は△7三步と受けてきました。さすがに飛車成りは許してもらえないですね。


図6
f:id:akakuma4190:20210618161416j:plain
 とりあえず▲7六飛と引きました。相手の飛車先突破を、飛車で受けた形です。
 次に▲7七桂と跳ねることがてきれば、石田流っぽくなります。実現したいところですが、どうでしょうか?


●矢倉は振り飛車に相性が悪い

 本局は、相手の方が矢倉+棒銀という形でしたが、私が先手を取って仕掛けた将棋になりました。短手数で組み上がる、美濃囲いの特徴を活かすことができたと思います。
 矢倉は組上がれば堅いのですが、本局のような展開になると厳しいかもしれません。玉を囲うこともできず、棒銀で仕掛けることもできず…という状態なので。
 振り飛車相手には、左美濃やエルモ囲いなど、短手数で組み上がる囲いを選択するのが吉でしょう。
 深く囲うなら、穴熊とか銀冠とかに囲って、じっくり戦う方針になるかと思います。

将棋のヒットブログはこちら♪
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村

趣味の大人気ブログ♪
にほんブログ村 その他趣味ブログへ
にほんブログ村