将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型：自分 三間飛車(美濃囲い)
相手 対振り飛車急戦(棒銀)
※相手の方のIDは見えないように編集してます。
前回の最終図
私が▲５六歩とした局面です。５六銀という形もありますが、今回は５六歩を選択しました。ここから…
△５三銀→▲９八香→△９四歩→▲６八角→△８四銀 と進み図１の局面になります。
図１
まずは▲９八香という手ですが、振り飛車党ならお馴染みの手だと思います。相手の角道をから、あらかじめ香車を逃げる手ですね。
居飛車側の△９四歩に対して▲６八角。タイミング早かったかな？他に指したい手がなかったので、早いと思いつつ指してしまいました。
そして、相手の方の手は８四銀。棒銀ですね。次は、△７五歩と仕掛けてくるのか？
この局面から私の対応は…
図２
４六角！狙いの１手です。この手を狙っていたので、高美濃囲いへの組み替えを保留してました。
▲９六歩と端を受ける手も考えたのですが、こちらの準備は整ってるので「行っちゃえ！」って感じで差しました。ここから…
△６四歩→▲３六歩→△４二金→▲９六歩→△４四銀→▲６五歩 と図３の局面に進みました。
図３
▲３六歩としたのは、△４四歩、△４五歩とされた時のために、角の逃げ道の確保です。５七とか６八には逃げたくない。飛車を睨む形を崩したくなかったんです。
そして、相手の方が△４四銀と出た次の瞬間、▲６五歩！△４四銀という手、△５五歩と仕掛ける狙いがあったと思います。が、私としては助かりました。相手の角道が止まったからです。
相手の角道が止まったおかげで、９九角成りという反撃の手がなくなり、４五歩と仕掛けることができました。
ここからつばぜり合いが始まり、図４の局面に進みます。
図４
私が▲７五歩と突いた局面です。△７五同歩と取れば、▲７四歩と打つ狙いです。▲７四歩に対し、△７四同銀と取れば、▲８二角成りとして飛車を取ることができます。
なので、取るなら△７四同金でしょう。△７四金に対しては、▲７五銀と出れば、飛車先が軽くなります。
ここから、△６五歩→▲６五同銀→△７五歩→▲７四歩と図５の局面に進みます。
図５
ワンパン入りました。もちろん、△７四同銀と取れば、角で飛車を取ります。△７四同金なら▲７四同銀として、金を取りつつ７三の地点を攻めることができます。
相手の方は、歩で攻められてるのが辛いところでしょう。
●形勢判断
図５の時点での駒の損得は、私の１歩損。玉の固さは私に分があるでしょう。駒の働きは、お互い攻撃側の桂馬が遊んでます。
いちばん大きいのは、角の働きでしょうか。相手の角は、角道が閉じてるのに対し、私の角は相手の飛車を睨む形です。角の睨みのおかげで、銀と歩を使って存分に攻めることができてます。
私は、角の斜めのラインを活かした攻めが好きなので、自分的には理想に近い攻撃ができてます。
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