振り飛車党!美濃囲い派!

将棋ウォーズの実践から、定跡や好手をアップしていきます。戦型は三間飛車と四間飛車がメインです!

振り飛車VS右四間飛車 ~右四間飛車が端に桂馬を跳ねてきたら?~

 こんにちは。「みのくま」です。またも対右四間飛車です。
 四間飛車に振って、美濃囲いに囲う!毎度のパターンですが、本局では相手の方が速攻で仕掛けてきました。金銀3枚で囲う、美濃囲いに組む前に戦いが始まったパターンです。
 今回は、駒組みから開戦までです。それでは、よろしくお願いします。


将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型:自分 四間飛車(片美濃囲い)
   相手 右四間飛車(急戦)

※相手の方のIDは見えないように編集してます。


対局開始!
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私の先手番ということで
▲7六歩→△3四歩
→▲6六歩→△5二金
→▲6八飛→△6二銀
→▲6七銀→△6四歩
→▲7七角→△6三銀
→▲6八飛
と進み図1の局面になりました。


図1
f:id:akakuma4190:20210606104044j:plain
 相手の方の6三銀型を見て、四間飛車に振りました。6五の地点が争点になりそうですね。
 相手の方は、△5二金と上がってるので、エルモ囲いはなさそうです♪エルモ囲いって苦手なんで、ちょっと安心です(笑)

ここから
△9四步→▲4八玉
→△5四銀→▲5六銀
と進み図2の局面になりました。


図2
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 相手の銀に合わせて、私も銀を繰り出した局面です。お互い腰掛け銀に構え、6五の地点を挟んで銀対抗の形です。

ここから
△4二玉→▲3八玉
→△6二飛→▲9八香
→△8四步→▲2八玉
→△9三桂
と進み図3の局面になりました。


図3
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 △7四步を省略して△9三桂と跳ねてきました。早く仕掛けたいということですね!
 左辺の駒組みは終わってるので、玉の囲いを急ぎましょう♪

ここから
▲3八銀→△8五桂
と進み図4の局面になりました。


図4
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 相手の方は、△8五桂と跳ねて仕掛けてきました。右四間飛車のセオリー通りの仕掛けです。
 一方、私は片美濃囲いを完成させてるので、開戦されても問題ありません。理想を言えば、▲1六步と突いておきたかったですね。
 このように、振り飛車が玉を固める前に仕掛けられるのが、△9三桂型の特徴ですね。急戦上等!という居飛車党の方は、この手順で仕掛けるのもアリだと思います。

ここから
▲8六角→△6五步
と進み図4の局面になりました。


図5
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 △8五桂から、振り飛車の角を逸らして△6五步。右四間飛車の攻撃手順ですね。
 この△6五步に対しては?步で取るか?銀で取るか?


図6
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 ▲6五同步!ここは步で取りました。判断の目安は、振り飛車の左金の位置ですね。左金が6九にいたら步で取る。それ以外のケースは銀で取るのが原則です。
 ただし読みを入れるのは必須かと思います。局面の分かれ道ですからね♪
 右四間飛車の追撃は?


図7
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 △9九角成りとしてきました。右四間飛車を相手にする場合、この角成りは避けられないので、▲9八香という手は外せません。
 香車を逃げておかないと、この角成りの時に香車を取られてしまいます。
 この局面では、香車には飛車で紐がついてますが、桂馬取りになってます。どうやって受けましょうか? 


●速攻に対する考え方

 本局では、端に桂馬を跳ねて速攻を仕掛けられました。振り飛車党としては、しっかりと美濃囲いに固めてから戦いたいところです。ただし本局の場合は、ここで戦いが起こっても問題ないですね♪
 玉形に差があるからです。私の玉は片美濃囲いなのに対して、相手の玉は中途半端です。しかも、6筋で戦いが起こってるのに、相手玉は4筋にいます。私の玉は2筋。
 玉の堅さと戦場からの距離を考えると、片美濃囲いで充分と判断してました。短手数で組み上げる美濃囲いは、やはり偉大です!


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振り飛車VS右四間飛車 ~右四間飛車に反撃!美濃崩しを狙う~

 こんにちは。「みのくま」です。四間飛車vs右四間飛車ですが、今回は振り飛車側の反撃です。
 相手の方が左美濃ということで、美濃崩しについてお伝えしていきます。それでは、よろしくお願いします。


将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型:自分 四間飛車(美濃囲い)
   相手 右四間飛車(左美濃)

※相手の方のIDは見えないように編集してます。


前回の終了図f:id:akakuma4190:20210529163716j:plain
 私が飛車を捌きに行った局面です。ちょっとぬるいかな?


図1
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 相手の方は△8二飛としてきました。ここでは△7六成桂として角取りに当てつつ、馬の道を通す手がイヤでしたね。


図2
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 ▲6三步成り!狙いの1手です♪

ここから
△4二金→▲5三と金
と進み図3の局面になりました。


図3
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 相手の金と私のと金が交換になりそうです。

ここから
△5三同金→▲同角成り
と進み図4の局面になりました。


図4
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 左美濃の金を1枚はがして、馬を作ることに成功しました。いよいよ本格的な美濃崩しです。

ここから
△2二玉→▲6一飛成り
と進み図5の局面になりました。


図5
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 馬に続いて龍を作ることもできました♪4一にいる金を攻めるのが美濃崩しの手順なので、金を攻撃したいところです。
 次に▲4二步と打てれば良いのですが、残念ながら歩は打てません。香車を持ってれば、▲4二香と打つ手もあります。
 
ここから
△9八馬→▲3一銀
と進み図6の局面になりました。


図6
f:id:akakuma4190:20210605051507j:plain
 相手の方は馬で香車を取ってきむしたが、香車を取ってる暇はなかったと思います。この▲3一銀が痛打でしょう。

ここから
△3一同金→▲同馬
と進み図7の局面になりました。


図7
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 龍と馬が連動して玉に迫ります。こうなってしまっては1手1手です。本局のように飛車を1段目に成ったら、▲3一銀を狙うと、美濃囲いは一気に崩壊します。


●美濃崩しのパターンまとめ

 本局のように▲3一銀からの崩しの他、美濃囲いを崩す手順がおくつかあるので、まとめておきますね♪

1.角と桂馬のコンビ

 ▲5五に角を設置してから、桂馬で王手をかけるパターンですね。本局の左美濃を例に取ると、▲5五角から▲3四桂と王手をすると、一気に寄ります。
 角と桂馬を持ったら狙える手順です。


2.4一の金を攻める

 本局のように1段目に飛車が成ったら、▲4二步と打つ手がありますね。

手順としては
▲4二步→△同金→▲3一銀
と進めば、王手金取りをかけることができます。

 銀と步を持ったら狙える手順です。


3.端攻め

 端攻めも美濃崩しの鉄板ですね。本局を例にとると…

▲1五步→△同步→▲1三步→△同香→▲2五桂
と進めて、端を守ってる桂馬や香車を剥がしていく手順です。

 端攻めは桂馬や香車を狙う手なので、金銀よりも守りが固くないので、攻めやすいですね♪
 桂馬と步を2枚以上持ったら、狙える攻め筋です。

 他にもあるかと思いますが、余り長くなってもアレなので、ここでは3つということで♪以上、簡単ではありますが、美濃崩しのパターンを挙げてみました。


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振り飛車VS右四間飛車 ~右四間飛車に対する四間飛車の受け~

 こんにちは。「みのくま」です。前回からお伝えしている、四間飛車vs右四間飛車。相手の方が桂馬の跳ね方に変化を加え、1手早く仕掛けてきました。
 駒組みが終わり、本格的な戦いが始まります。まずは相手の右四間飛車に対して、四間飛車での受けになります。よろしくお願いします。


将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型:自分 四間飛車(美濃囲い)
   相手 右四間飛車(左美濃)

※相手の方のIDは見えないように編集してます。


前回の終了図
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 相手の方が仕掛けてきた局面です。△9三桂から△8五桂と跳ねてきたので、通常より早い仕掛けですね。


図1
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 ▲8六角と対応します。ここでは▲8八角と下がり、▲8六步から、相手の桂馬を取りに行く手もあるかと思います。
 が、私はほとんど指さないですね。△8八角成りと角交換をされた時、▲8八同飛車とせざるを得ません。この時、飛車が6筋から逸れるのがイヤなんですね。飛車は戦いの起こってる筋に置いておきたい。というのが、私の考えです♪


図2
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 相手の方は△6五步と突いてきました。右四間飛車ならお約束の攻撃ですね。
 無視はできないので、この步を取りにいきますが、步で取るか?銀で取るか?


図3
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 ここは銀で取りました。これも定跡になってますが、左の金が6九にいる時は步で取ります。それ以外の局面では銀で取るのが一般的ですね♪

ここから
△6五同銀→▲同步→△9九角成り
と進み図4の局面になりました。


図4
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 角が成られてしまいましたが、これは仕方ないですね。振り飛車で右四間飛車を相手にする場合、角が成られてしまうのは、避けることができません。
 ただし、あらかじめ▲9八香と香車をを逃げておいたので、香車を取られずに済みました。私の場合、対右四間飛車に限らず、▲9八香を指すケースが結構あります。手待ちをする時、意外と有効になる手だと思います。


図5
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 相手の角成りに対して、▲6四步と負を伸ばしました。ここでは▲6四角と出る手も有力ですね。▲7三角成りを狙いながら、相手の△5五馬と引く手を消す手です。


図6
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 相手の方は△7七銀と打ってきました。これも右四間飛車では定番の攻め筋ですね。

ここから
▲7七同桂→△同桂成り
と進み図7の局面になりました。


図7
f:id:akakuma4190:20210529163700j:plain
 相手の桂成りが飛車取りに当たってますが、ここで▲6四步と伸ばした手が生きてきます♪


図8
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 ▲6五飛車とかわして、飛車が捌けそうな形になりました♪無事に右四間飛車を受けきった感じですね。いよいよ反撃です!
 という所で、結構な長さになったので、反撃の手順は次回お伝えします♪


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