前回の最終図
相手は銀冠穴熊へ
こんにちは。「みのくま」です。穴熊崩しに挑戦シリーズ。穴熊が組上がる前の速攻が間に合わなかったため、万全の攻撃態勢を整えたいところ。
とはいえ、級位者の穴熊崩しということで、前途多難であります(笑)
将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型：自分 四間飛車 相手 振り飛車穴熊(三間飛車)
※相手の方のIDは見えないように編集してます。
図１ 【穴熊に端歩を詰めておく】
８五歩も頭をよぎりましたか、９五歩と端歩を詰めることを選択しました。戦いが始まる前の大事な仕込みと考えたからです。
図２
相手の方は７四歩としてきました。いいんでしょうか？玉の斜めのラインがガラ空きです。
図３ 【角交換を狙う】
玉の斜めのラインに角を設置したいですね。この図から２二角として、相手の方が２二同飛車とすれば、５五角と打って王手飛車が決まります。
堅陣穴熊と言えども、王手飛車が決まれば…
図４ 【王手飛車は決まらず！】
相手の方は７三金としてフタをしてきました。そりゃそうですよね。こんな見え見えの手に引っ掛かるんけありません。さあ、こちらから角交換するべきか？
２二角成り。同飛車に６四角と打って飛車取りをかける手には？３三角と打たれて…パッとしませんね。
やはり相手から角交換してきてもらう方がいいか？７七角成りとされて、同桂馬と取る手は、自然な流れで桂馬が跳ねられる。
図５ 【８筋の歩を突いて開戦】
図４から念のため高美濃に組み直しました。念のため、上部からの攻撃に強い形を作りたかったからです。
高美濃に組んだら、あとは攻めるだけ。いよいよ８筋の歩を突きました。
【開戦時の状況と開戦後の展望】
●玉形
玉が相手の飛車と向かい合ってるものの、高美濃に囲って金銀３枚が守備に働いてます。不満はありません。
●攻め駒
相手の方の飛車先の歩が伸びていないのに対し、こちらは飛車先の歩が交換できそう。
角は交換になりそう。相手から交換させて、桂馬を跳ねられれば言うことなし。
６七にいる銀が出遅れ気味なので活用したいところ。６六銀から７五の地点に進出てきればベストか？
●結論
穴熊攻略には、６七にいる銀と８九にいる桂馬の活用が必須。銀と桂馬を上手く捌けるか？振り飛車党としては、腕の見せ所です。
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