前回の最終図
穴熊に対して端攻めに出ましたが、歩が足りないと思ってました。せめて、歩を２枚持っていれば、一直線に攻めることができたのですが…
将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型：自分 四間飛車→向かい飛車
相手 振り飛車穴熊(三間飛車)
※相手の方のIDは見えないように編集してます。
図１
当然、相手の方は同歩と取ってきました。ここで９三歩と打ちたいところですが、その後の攻め手が…
図２ 【中央からの攻撃で銀を活用】
６七にいた銀を前進させ、今度は５筋から仕掛けました。単に歩の交換で終わったとしても、もう１歩手にすれば、再び端から攻めることができます。
守りの面でも、横から攻撃を受けた際、５筋の歩が切れてると「５九歩」と受ける手が生じます。
【５筋の歩は突き捨てておく】
振り飛車党なら知っておきたい手筋ですね♪
図３ 【歩を使って再び端攻め！】
図２から歩を手に入れることができたので、再び端攻めです。「９三歩」穴熊の香車の頭に歩を叩くのは、鉄板と言ってもいい手筋ですよね。
香車を吊り上げて穴熊を弱体化させたいところです。
図４ 【香車を吊り上げることに成功】
相手の方は、９三同香の１手。まあ、これしかないですよね。
図５ 【歩を連打！安い駒で攻める】
続いて８五歩と打ちました。同歩と取れば、８五桂と跳ねて金香両取りです。分かりやすい狙いですね。
図６
図５から相手の方の対応は５五銀でした。そりゃ、まともに８五同歩なんてやってくれるわけありませんね。
この後、銀交換を経て何手か進みます。
図７
図６から何手か進んだ後、８四歩と取り込みました。同金、同銀どちらで取っても８五歩と打つ手が痛打となります。
とにかく、７七にいる桂馬を８五に跳ねたい。相手の角のラインにいるため、こちらの６六にいる銀が動けません。銀が動いた瞬間、相手の角で桂馬を取られてしまいますからね。
【端攻めの魅力と穴熊崩し】
個人的に、端攻めが好きです。歩をか桂馬、香車といった安い駒で攻めることができるからです。
矢倉や美濃囲いなども、チャンスがあれば端から攻めることを意識します。
本局も、ずっと端攻めを狙っていました。ただ、端攻めだけで穴熊を攻略できるか？できれば、６筋か７筋にと金を作って、と金攻めも絡めたいところです。
端攻めもと金攻めも、安い駒で攻めることができます。歩や桂馬を使って、穴熊の金銀を剥がすことができれば…
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