前回は、エルモ囲いの手強さを語ってしまいました。手強い作戦ですが、振り飛車党らしく戦っていきたいと思います。
将棋ウォーズ・10分切れ負け(後手番)
戦型：自分 四間飛車(美濃囲い)
相手 居飛車(エルモ囲い)
※相手の方のIDは見えないように編集してます。
※私が後手番ですが、盤面を反転させてます。
(符号は正規の符号で記してます)
前回の最終図 【相手はエルモ囲い】
上の図から…
△８二玉→▲３六步→△７二銀→▲１六步
→△３二銀→▲５九金→△４三銀→▲４六步
→△３二飛車
と進み、図１の局面になりました。
図１ 【三間飛車に振り直したけどいいのか？】
我ながら、この手は悪手ですね。居飛車側の狙いを考えずに、なんとなく指してしまった手です。有段者ならこんな手は指さないでしょうね。(ちなみにこの時、私は５級でした)
飛車先の步が２六で止まってます。▲２五步と突いてない理由は？後で振り返れば一目瞭然なんですが…ここでは△１二香車とか上がって様子を看ればよかったです。
この局面から
▲４七銀→△５四銀→▲５六銀→△５二金→▲４八飛車
と進み、図２の局面になります。
図２ 【居飛車側は右四間飛車】
来ましたね。右四間飛車！私が苦手にしてる戦型です。居飛車側の飛車先が２六步で止まってたら、警戒すべきでした。
図３ 【飛車を振り直す】
△３二飛車とした直後に△４二飛車と元の位置に戻る。何やってんだかな～結果として無駄な手を指してしまいましたが、仕方がないので、４筋に飛車を振り直します。
「振り飛車は攻められそうな筋に飛車を振り直す」
これが振り飛車のですからね。
図４ 【右四間飛車からの仕掛け】
図３から相手の方は４五步と仕掛けてきました。２六桂馬と跳ねてから仕掛ける手もあったと思いますが、すぐに步を突いてきました。いよいよ戦いの始まりです。
⚫左の香車が上がる意味
居飛車が、右の端步を突くのは「税金」と言われてます。振り飛車においては左の香車を上げておくのも有効な手になることがあります。
図４の局面で角がいなくなると、居飛車側の角が直接香車に当たってしまいます。居飛車の端步ほど重要度は高くありませんが、有効な指し手が見つからない時は、左の香車を上げて居飛車側の角のラインから逃げておくのも、１つの手かもしれません。
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