振り飛車党!美濃囲い派!

将棋ウォーズの実践から、定跡や好手をアップしていきます。戦型は三間飛車と四間飛車がメインです!

右四間飛車を振り飛車で受ける~飛車角を切り飛ばす攻め!~

 前回は、右四間飛車に対して反撃に転じた局面で終わってます。今回は本局の最終回。大胆に飛車角を切って行きます♪

 それでは「行ってみよう!」


将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型:自分 四間飛車(美濃囲い)
   相手 右四間飛車(居玉)

※相手の方のIDは見えないように編集してます。


前回の最終図
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 相手の右四間飛車に対して、▲3三角成りとして反撃に出た局面です。次は▲7三角と打って間接的ではありますが、王手飛車が狙いです。
 狙ってはいますが、やらせてもらえるかは別問題ですよね(笑)さあ!どうしましょうか?なるでしょうか?ということで図1の局面に進みます。


図1
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 相手の方は△3三同銀としてきました。


図2
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 相手の方はどうしてくるでしょうか?例えば△4ニ玉などとして、こちらの角道から逃げたら?
 ▲6四歩と垂らす手が有力でしょうか?相手の飛車先が止まるので、次に▲6五銀と桂馬を取ることができます♪

 私の読みに反して、相手の方は△5七桂成りとしてきました。全く受けを考えてないみたいです。
 ということで、ワタシも斬り込むことにしました。


図3
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 ▲6二角成り!まずは飛車角交換を目指します。相手の方は△同金の1手ですが…


図4f:id:akakuma4190:20210116130847j:plain
 ▲6二飛車成り!バッサリと行きました。ちょっとやりすぎかな?と思いましたが、相手の方は(´~`)受ける気もなさそうですし、相変わらず居玉のまま。
 多少強引な攻めでも、玉の堅さに差があるので、充分に勝負できると判断しました。

ここから
△6二同玉→▲8一飛→△5ニ玉→▲8ニ飛成り
→△6二歩→▲5五歩

として図5の局面になりました。


図5
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 △6三銀と逃げたら▲6五銀として、取られそうな生還できると共に、相手の玉に近づくことができます。
 △5六成桂としてきたら、▲5四歩として銀を取り合います。

ここから
△5六成桂→▲5四歩
として図6の局面になりました。


図6
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 相手の成桂が、私の美濃囲いから遠ざかりました。中央で存在感のあった銀も消すことができました。

ここから
△5四同歩→▲7三竜→△5五角→▲5三銀

と進み図7の局面になりました。


図7
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 ▲5三銀と打った局面です。△5一玉の1手ですが、▲6二竜として即詰みです。戦いが起こってから、あっという間の終局でした。
 やはり居玉は…という感じですね。


●居玉&速攻には片美濃囲いで戦う

 大駒を次々と切る、やや強引な攻めを展開しました。普通なら、こんか攻め方はしないのですが、玉の堅さに差があったのでやってみました。
 級位者同士の対局では、居玉のまま速攻を仕掛けてくる方が、時々います。私の場合は、ある程度受けながら玉を戦場から遠ざけます。
 そして可能な限り、片美濃囲いに組むようにしてます。短手数で組めるのが、その理由です。
 で、片美濃囲いに組んだら攻め合うことにしてます。本美濃囲いや高美濃囲いを目指す必要はないですよね。居玉に対しては片美濃囲いで充分です。玉の堅さで勝ってますから。
 玉の堅さで勝ってたら、攻め合いや捌き合いで互角に渡り合えば、自然に指しやすくなると思います。
 以前は速攻で攻め潰されることもありましたが「玉の堅さで優位に立って攻め合う」と考えるようになって勝率も上がりました。



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