振り飛車党!美濃囲い派!

将棋ウォーズの実践から、定跡や好手をアップしていきます。戦型は三間飛車と四間飛車がメインです!

嬉野流に三間飛車で対抗~その3~

 こんにちは。「みのくま」です。三間飛車 対 嬉野流も、今回で最終回になります。相手の銀の進出を防ぎ、反撃の1手を指したところで終わっています。いよいよ攻守交代か?
 ただ、居飛車側が簡単に引き下がるでしょうか?攻め合いになるのでしょうか?

将棋ウォーズ・10分切れ負け(後手番)

戦型:自分 三間飛車 相手 引き角(嬉野流)

 ※相手の方のIDは見えないように編集してます。

※私が後手番ですが、画面下が私になります。

図10(前回の最終図)
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 私の反撃の1手に対して、相手の方はどうするでしょうか?2八の飛車を5筋に展開されたら嫌ですね。

図11
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 図10から端歩を突くなど間合いを計った後、2六銀としてきました。棒銀ですね。角のラインで飛車を睨み、相手の銀を牽制してたつもりなんですが、相手の方は構わずに銀を前進させてきました。
 相手の方は、1五歩と突いて1筋から仕掛けることを狙ってますね。

図12
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 2筋の銀は放置して4五歩と突きだします。4筋に戦場を移すことで、相手の棒銀をかわそうという狙いです。
 もちろん同銀とは取れません。同銀とした瞬間、2八角と飛車を抜きます。これはさすがに激痛でしょう。
 相手の方の手は、3七銀と下がる1手でしょう。

図13
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 図12から相手の方は、3七銀と下がりますが、今度は3七の銀を攻めます。
 図11の8六銀とした手が大きな間違いだったと思います。角のラインで飛車を狙い安くなったからです。

図14
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 相手の方が4八銀と下げた手に対して、私は4六歩と取り込みます。次の狙いは4七歩成り。相手の方はどのように受けるでしょうか?

図15
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 図14から、相手の方は5七銀としてきました。それに対して、私の1手は4七歩成り。飛車と銀の両取り。

図16
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 図15から、相手の方は6六銀としてきました。ウッカリでしょうね。

図17
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 2八角成りとし、飛車を取ることができました。と、ここで相手の方が投了。
 この時点で、私の飛車得。と金と馬を作って、玉の固さも私の美濃囲いは磐石。投了もやむなしと思います。

 

●美濃囲いの利便性

 私が振り飛車を好むのは、美濃囲いが好きだからです。少ない手数で組め、本美濃囲い→高美濃囲い→銀冠と、囲いを発展させることかできます。
 この対局では、相手の方の仕掛けが早かったのですが、片美濃囲いまでは組むことができました。
 結果として本美濃囲いまで組んだわけですが、左辺の戦いで互角に駒を捌き合えば、玉の固さで優位に立てる。と考えることができました。

 

●感想

 居飛車側から早い仕掛けがありましたが、しっかり受けることができ、第2波である棒銀も、いい意味で無視して反撃に転じることができました。
 図17の局面から、2七馬とすれば金銀両取り。もしくは桂馬と香車を拾うか?3筋にと金を作る手もあります。
 この対局は、ある意味うまくいき過ぎた対局だったと思います。
 居飛車側は、左の銀を繰り出して来ました。が、最初の速攻では右の銀を繰り出し、速攻が決まらなかったら、いち早く左美濃に組む。こんな作戦の方が厄介だったし、もっと苦戦したと思います。


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