こんにちは。「みのくま」です。今回は右四間飛車への備えをお送りします。銀の進出には銀で対抗！というお話になります。基本的なことなので、ご存知の方も多いと思いますが、ご存知ない方の参考になれば幸いです。
それでは「行ってみよう！」
将棋ウォーズ・10分切れ負け(先手番)
戦型：自分 四間飛車(美濃囲い)
相手 右四間飛車(舟囲い)
※相手の方のIDは見えないように編集してます。
前回の終了図
相手の囲いを探るため▲１六歩と突いた局面です。△１四歩と受けて来れば、急戦か左美濃、エルモ囲いなどが有力ですね。
無視して△３三角などとしてきたら、居飛車穴熊の可能性が高いです。
図１
相手の方は△１四歩と端歩を受けてきました。穴熊ではなさそうです。
ここから
▲３八銀→△５四銀
と進み図２の局面になりました。
図２
私が片美濃囲いに組みました。片美濃に組めれば、振り飛車としては不満はありません。相手の手に合わせて左辺の駒組みを進めるか、美濃囲いを更に堅くするかを選択します。
相手の方は腰掛け銀に構えました。右四間飛車での攻撃体制を進めてきましたね。
図３
私も▲５六銀として対抗します。６五の地点に効きを足さないと、６筋を突破されてしまいますからね。
銀の動きとしては、相手の銀が３段目に出てきたら、こちらの銀も３段目に出す。４段目に出てきたら、４段目に出すのが、振り飛車の基本的な考え方かと思います。
逆に居飛車側は、振り飛車の銀が出遅れてたら、仕掛けのチャンスと言えると思います。
ここから
△９四歩→▲９八香
と進み図４の局面になりました。
図４
相手の方の△９四歩は、▲９五角と角の飛び出しを消した手ですね。私の▲９八香は、相手の角のラインから香車を逃がした手になります。
右四間飛車を相手にする場合、どうしても△９九角成りは防げないので、角が成られた時に香車を取られないよう、あらかじめ避けておく。定跡書にも載ってる手ですね♪
ここから
△７四歩→▲５八金
→△７三桂→▲９六歩
→△８五桂
と進み図５の局面になりました。
図５
いよいよ右四間飛車からの攻撃が始まりました。この桂跳ねが仕掛けの合図ですが、この手に対して振り飛車はどう指すか？▲８六角と▲８八角の二択でしょうか？
●右四間飛車への備え
1.銀の進出には銀で対抗する
飛車に関しては四間に振ります。これは前回触れた通りですね。今回は銀について触れたいと思います。右四間飛車は飛車・角・銀・桂の４枚が連動して攻めて来ます。
考え方としては、銀に対しては銀で対抗します。右四間飛車の△５四銀に対しては、▲５六銀と構える。振り飛車は、まずは受けることになります。なので相手に合わせて手を進めれば、自然と備えができると思います。
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